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2015-01

星の生まれる海へ ~黄河源流への旅~を見て - 2015.01.26 Mon


好きな作家の宮本輝さんの作品に 「星宿海への道」というのがある
宮本さん特有の情景の美しさの表現が印象的で私の中のポイントは高い。 いつものことだがストーリーをすぐ忘れてしまう欠点は相変わらずだ。

去年の12月末に 「星の生まれる海へ ~黄河源流への旅~」という番組があった
これはまさにあの 宿星海ではないのか!
 
星の生まれる海へ ~黄河源流への旅~

前 後編にわたる番組で主婦には暮れの一番忙しい時期にじっくり座って見る時間はとても生まれてこないが これを見逃すわけにはいかない。
今は録画という素敵な機能があるのだ が他の番組を見ながら録画することができない我が家のテレビ。年末年始をのんびり味わっている趣味の違う夫には不満だったかもしれないが「録画なんか必要 ない!」と自分で選んだ機種だけに文句も言えず夫はすごすごと部屋に閉じこもった。  この番組はゆずれません

黄河を2300キロさかの ぼった先に 古い地図ではヒョウタンの形をした湖がある。そこが星宿海ということだ。川は岸をえぐり取り深く切り込んだ渓谷は大蛇のように深く荒々しかったり 濁流として川岸に住むチベット族に襲いかかったり 濁った広い黄河は巨大な生き物のようだ。 だが奥にいくにしたがって流れは緩やかになり 広い草原に溶けこんで自由なカーブを作り やがてリボンを小刻みに 切ったような川の断片が平原に入り込んでいくという様相を見せている。日本のように高い木や草はなく 淡い色の草原が一面に広がっていてところどころにヤクが点々と群れを作り  その向うはどこまでもどこまでも見渡せる地平線。見るからにのどかな一枚の風景画のようだ。 だが近寄ってみると草の生えている場所は土ではなく砂だった。
私が子供の頃にここは一面の緑だったと 砂に草を植えている人が言っていた。
砂漠化が始まっている。あと何年かするとこの平原は消えてしまうのだろうか。
更に上流にさかのぼると土色の川の色が澄んできて やがてコバルトブルーになる。川も生き物のように生まれたままの姿に戻っていくのだろうか。
 標高4350m。 遠くに青々と山脈が連なり 水音も消えて 切れ切れだった流れは無数の沼となる場所に出た。そこが宿星海ということだ。水は鏡のようになめらかで静かに空を照らしている。 キラキラとまぶしく光る鏡の中にはきっと星が眠っているに違いない。
そこに住む少数の人たちは日本人とよく似ている。子供たちは赤いほっぺをして鼻をたらし 私が子供の頃は近所にこんな子がいっぱいいたな、という気がした。 生活用水はこの川の水。桶で汲んで容器に入れるときは 川の小さな生き物を食べてしまわないように布でこす。もちろん川で水浴びをすることはない。水そのものが神聖なものなのだ。
ここから星が生まれ 朝がくると 星たちが帰る里。宿星海はそんな場所だった。


最近の写真(記事とは全く関連ありません^^; 積もった雪の上にザクザクの決勝のまま雪の上に無数に刺さっていました。朝日でキラキラ☆彡 とっても綺麗です。写真の腕とカメラさえよければもっとキレイナノニーっと。)
2.jpg 1.jpg


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 最近読んだ本

 ・ 彼女の時効  新津きよみ
( 夫をひき逃げで亡くした妻が 同じようなひき逃げの果てに捨てられてで亡くなった母親に出会う。(それは幽霊としてだが・・・) 二人は時効になったひき逃げ犯を捜すという共通の目的で一緒に生活を始めるという不思議なお話。 
残された家族は一番大切な家族を失った上に 周りから理不尽な扱いを受け過去を隠すように生きている。
傍にいても娘には見えず 声も聞こえない悲しみを友として願いをかなえたいと奔走する友情に打たれる。)

生きていれば たとえどんな状態になっても 喜びにも出会える、ほんの少しでも生きがいを見つけられる。
が、本当にそうなんだろうかと思うようなことが起きて もし私がそうなったら・・と 
生きていく、生きていることについて考えたりしている

今読んでいる本
 ・きみ去りしのち  重松 清
     



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季節をとび越えて - 2015.01.12 Mon

木のある風景


短い秋を楽しみましょうと思ったら 
 いつもより早い 初雪・・・
まだ 冬が来るのははやい  
もう少し かさこそと 落ち葉をけちらし遊ぼうよ
と 思うまもなく ドカン!と ふっちゃった
まぁ こんなこともあるさ
今年は 5年もかるく飛び越しちゃうくらい
びっくり 悲しいことがあったから
季節までもが びっくりさせようと 
まとめて ドドンとやってきたのかもしれない

でもね 
私の中の今年は
去年のままで 
収納されないまま 積みかさなっているんだ
お腹いっぱいだと
目の前にごちそうがあったって
食べられないだろう?
終りがなければ 始まりだって・・・さ。

だけど 
部屋のカレンダーは もう春の花が咲いている
あふれんばかりの ピンクのバラだ

ちぐはぐな心のまま
外をみると

横殴りの雪のすき間に ななめにさし込んだ太陽が 
ゆっくりゆっくり
光の子供のようにおりていて
消しゴムのように 決していくんだ
汚れたものを
ちょっとづつ ちょっとづつ・・・
ゆっくりで いい
そう 言われたような気がした


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沙羅(さら)

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