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2014-04

もったいないね - 2014.04.24 Thu

アズマイチゲ

DSCN6703.jpg


踏み固められた足元がぬるみ 解けた水たまりに春が浮かび始めた。 
解放されると共に白く分厚い雪に隠されていた 犬の糞 ペットボトル ビニール袋 空き缶 放置されたものは灰色の景色を更に憂鬱にしているこの季節
雪の美しさが人を飾るものなら これは隠された自分の内面を見る鏡なのかもしれない。
それでも、よく見ると倒れ踏まれ煤煙に汚れた枯草の間からは 
春風に吹かれてちぎれそうな花弁を震わせて小さな小さな花が純白の笑顔を見せている。
人通りの多いこの場所では 山の中で見るような無垢な白ではなく折れ曲がり縮んで咲いている
それでも、わたしは ここよ。見て頂戴・・と。
はじめまして、こんなところで皆に踏まれながら こんなにも咲いているアズマイチゲ君。君はここで待っていたんだね
誰かが気づいてくれるのを。
今年はいろんなことがありすぎて まっすぐ前しか見ていなかった。
そらの色が日増しに濃くなって 
風の匂いも少しづつ香りを載せて
古ぼけた箒の先のような細枝の先に
薄緑の新芽がこぶしをゆるめて
子供たちが夢中で泥んこの中でボールけりして
若者がジャケットを脱いでいても
春がこんなに進んでいるのを感じる心を閉じていたようだ
もったいないね
一番いい季節を見逃すなんて
何があったって
どんなに元気がなくたって

こんなに笑顔をみせる
最高の季節を焼き付けないなんて、さ
もったいないね
  


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今 読んでいる本

  水のかたち  宮本輝
 (50代を迎えた女性が 新しい生き方を模索していく。ドキドキもハラハラも スピーディな展開もないが
ゆっくり流れる川のように 周りの状況や風景描写をゆっくり見られる鈍行のように ひとつひとつの情景が見えてくるような書き口がとても心地いい。 今まで読んだ宮本作品の中では 一番好きなほうかもしれない。
でも 私自身が体調不良でもあり かみしめるようにゆっくりよくことはできないかもしれない。いつかまた借りてこようっと。
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母のリハビリ - 2014.04.11 Fri

転倒して臀部にひびが入り病院通いの為滞在していた義母が驚異の回復。
最初はトイレにたどり着くのがやっとの状態で腰から下はどこを動かしても痛い痛いと悲鳴をあげていたが室内なら杖なしで歩ける状態になった。
さすが戦争をくぐりぬけて なにもないところからこの時代の基礎を作ってきた人の体はたくましい
荒れ地を耕してきた体には 土の中からはがねのような力と精神力を染みこませてきたのかもしれない。
ひびが入っていた部分は治りましたよ と一か月半で言われた。
筋肉は使わないと固くなるものらしく ほぐすにはリハビリをしなければいけない。
痛いから動かない。そしてますます固くなり 痛いのをかばって歩くため他の部分がさらに筋肉痛になる
本人にすればリハビリをしているのに 痛くなかった所まであちこち痛みがでるのをどう説明してもらってもらえなかった。
日がたつにつれて どんどん悪くなる という感覚だったのだろう
痛くなるほど無理しなくて良いが リハビリには少々痛いのを我慢して運動が必要という何ともわかりにくい指導を受けた。
人の痛みというのは個人の感じ方がさまざまで 痛みに対してどのくらいの運動が適切なのか他人にはさっぱりわからない。
わからないながらも 暮らしに必要な事柄ををひとつづつ増やしていった
おしぼりを作ってもらい 
次はお茶碗一つだけ片づけてもらい
その次は薬を台所で飲んでもらい
新聞取り
茶碗洗い
玄関までの歩行
洗濯
目の前のスーパーから一つだけの買い物
小さな袋のゴミ出し
信号を渡っての買い物
それは 歩きはじめた頃の赤ちゃんが
毎日目に見えてできることが増えていく成長の過程に似ていた

傍にいる私はひたすら見守って待つという時間が多かった
相手がどこまでできるか見極め 視線を感じさせないように見守るのは経験上得意な分野だった
人の視線というのは相手にとってかなりのプレッシャーになることもある
代わりにしてあげる 手伝ってあげるという作業はどれだけ簡単なことか
手を出さないで待ってあげるということがどれだけ時間のロスになることか。
それは他人ではなく 家族の介護の難しさの一つだと思う


そんな訳でしばらく忙しくしていた。
あ~今日は食事以外は座っていなかったな・・・という日もあった。
おかげで間食もせず ご飯もおいしく 8時になったら眠くなってしまうという超健康的な生活を送り ダイエットにもちょっぴりなったようだ。



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今読んでいる本
  麻酔科医  江川 晴
(手術を執刀側からではなく麻酔医の目を通して物言えぬ患者の立場にたって書かれている。外部とは遮断されたある意味密室ともいえる手術室の光景には怖さもある。アマゾンでの評判はそれほど良くないようだが個人的には面白かった。
病気になったらやっぱりこういうお医者さんにかかりたいな~ なんて。)
 


 最近読んだ本
  麒麟の翼  東野 圭吾
(早寝 早起き?? なので本を読むことが出来ず なのに不思議と本に飢えてはいなかった。ということは特別本好きとも言えないかもね;。 時間の余裕が出来た最初に読む本は ひたすら没頭できる東野さんに決めた。気が付くと肩はバンバンふぅ~一日で完読。でも内容はすぐ忘れちゃうのです あれ~?)  




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沙羅(さら)

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